ブログ更新/近況

  • 2013.12.08 Sunday
  • 00:12

昨日久しぶりにNさんに会って話をした。15年ぶりくらいかもしれない。その時は二人とも幼児か小学生の子を連れて、ディズニーランドで遊んだのだ。彼女に、「昔のコヤマに戻ったんだね」と言われた。自分では意識していなかったが、そうなのかもしれない。少なくとも、一部は。
 

どうして戻ったのか、原因はひとつではないけれど、先月千尋君がライブに誘ってくれたことは私にとって大きな意味があったようだ。2曲だけ先にYou Tube にあげたが、頂いた拍手やメンバー紹介のMCも入れたやや長いバージョンも作ってもらい、今回はタグもつけて検索にかかるようにしてもらった。
 

http://www.youtube.com/watch?v=wwLIDu-eWYM
 

80年代のライブや自宅録音のカセット・テープを、私はわりときちんと保管している。だがつい最近まで、あまり聞き直す気にはならなかった。昨年CDのリイシューを出してからも、整理はしなければと思いつつ、どうしても手をつけられなかった。なんとなく苦しいというか、やっぱり正面から向き合うのが辛いから、だったと思う。リイシューしたCDは、アナログのマスターを使って、そこに、デモテープの中で使わなかったものを足しただけだから、カセットテープの総整理をいちからやったわけではない。
 

CDには入れなかった曲を数曲だけ、今のバンドのために再生して楽譜を書くことは夏からやっているが、肝心の、1989年から翌年にかけて5回やったきつねのライブテープを全部聞くということができなかった。
 

だが最近それができるようになったのは、11月のライブが終わってからのようだ。人間には、こうしなくてはと理性で一生懸命考えても、意識下にあるもののために理屈通りに動かないことがいろいろある。
 

全部で5回やったきつねのライブの全曲のうち、3分の2くらいは「記憶の運河」に収録されている。残りの3分の1くらいが5曲ほどあり未発表の曲なのでこれを編集してリリースしたいと考えている。
 

ライブで一度もやらなかったが曲はできていた、というものがあって、どうしても作品にしておきたいのが2曲あるので、上記と足すと7曲程度になる。
 

さらに、カセットテープを片っ端から聞き直しているうちに、ソロで歌ったものや、浩一郎と演奏したものがいくつかあるので、それを付け加えて、10曲くらいでまたアルバムにしたいなあ、とこの1か月くらい漠然と考えるようになった。
 

以前「記憶の運河」を出したときは、まだmixiの日記をわりとマメにつけていて、あの大震災のあとくらいから、マスターテープを押入れから出してきたり、ジャケットのデザインを考えていたりということを日記で友人に報告していた。
 

今回も、また私のことだからモタモタしていると半年以上かかってしまうかもしれないのだが、ぼんやりと2枚目、ということを考え始めたところから、またブログに報告していきたい。mixiに比べると読んでくださる方が格段に多いので、効率の悪い私の制作過程は誠に恥ずかしいのだが、読んでもらえることで前回も自分の励みにさせて頂いていたので、迷いや挫折も綴っていくつもりだ。
 

なにかにつけて心のおもてに浮上してくる思いは、自分の曲のことだけでなく、友人の曲や当時の彼らの演奏活動のことなのである。
 

弓削のギターは、ソロはもちろんのこと、ちょっとしたボーカルの隙間に入るカッティングやサイドギター的なフレーズも、独特だった。
 

多くの、あるいはたとえ一部の人にとってであろうと、どうしても忘れられないものというのは、リリースされるべき運命のもとにあるのではないかとも思うのである。
 

また、私の手元には今、篠田君のコンポステラのの1991年夏に演奏された渋谷クラブ・クアトロでの珠玉のごとき演奏の録音があり、これもまた、多くのファンやあるいは若い人で篠田君の音楽を聞いている人達の耳に入ることなく埋もれていくのは許されないだろうと思うのだ。
 

テープを整理するうちに、1983年9月の天国注射の昼で演奏したものや、大晦日の京大西部講堂でのA-Musik、シェシズ、浩一郎と私の録音もあった。
 

本当は私は20年前に戻ってなどいなくて、そこに足されているのは、成長、なのか、老化、なのか、未練、なのか、判断力、なのか…いろんなものが足されて今の私がある。
 

本物の「昔のコヤマ」は、今も時々、東横線の隅っこにふてくされて座っていたり、カセット・テープのウォークマンを大音量でイヤホンで聞いていたりして、「今さらそんなの出して意味あるの?」などと生意気そうに憎たらしい顔で今の私に問いかける。
 

2013.12.7

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